足の骨は片足で26個、種子骨といわれる小さな骨までいれると28個にもなります。

この一つ一つには意識できる筋肉がついていませんから綺麗に立ちたい、正しく足を動かしたいと思ってもなかなか難しいわけです。

私共がインソールを使用したフットケアをお勧めする点はここで、理想的なカタチを足元で作ってあげることで無意識的にある程度のバランスや形状を維持することが容易になるからです。

一般的に足のケアというほどですから足へ注意を払うのは当たり前でしょう。

例えば、インソールだけではなく、テーピング、靴下、マッサージ、治療、施術などがあります。しかし、何か足に良いことをしてあげた後を大切にしたいのです。

足のトラブルの元々の原因は、筋肉の衰えや姿勢のくずれからくることがほとんどです。それは、足の運び方のクセ、骨盤の歪み、上半身にバランスの崩れなどを生みだします。

そう考えれば、意識のはたらきづらい足元はインソールで補整をし、意識的に姿勢を正すこと、この二つが相まって初めて、足のケアに大きく効果が現れるという考えに至るわけです。

協会では足の重心と骨盤の位置を大切に考えます。

一般的に人の姿勢は体幹が落ちることで腰の位置をつま先よりに突き出して構えるようになります。イメージとしては前方の筋肉群ではなく腰や肩、ふくらはぎの後部といった背面の筋肉でカラダを支えるようなイメージです。

この時足の重心は指元前方に移ります。膝が緩んだ状態になります。これが姿勢の歪みです。足のトラブルの大半がこの姿勢の崩れ歪みからくる足圧の変化であると考えます。

ですから足のバランスを整えた後は骨盤の位置がくるぶしの真上にくるような姿勢をクセづけてあげる事を意識しなければいけないわけです。

そして姿勢をつくることで、ようやく各関節は正しい稼働をすることができ、足やカラダが綺麗に動き足が良くなるということに繋がります。