猫背矯正!ベルトに頼らない姿勢のつくり方とは?
こんにちは、姿勢づくりを足元から、インソール姿勢改善トレーナーの山本です。
僕は、年間2000人を超える足や姿勢に悩みのある方のご相談にのっています。
その中でも猫背を気にされる方は多く、特に女性の方からの質問が定期的にあるので記事にしてみました。
最近では、猫背矯正ベルトというものがヘルスケアグッズとして人気ですが、おすすめしますか?と訊かれれば、いえ、とお答えます。
利用されている方もいらっしゃるのでダメとは言いませんが、その前に、この記事を最後まで読んでいただき、自分の力で猫背を直してもらえるようにしていただきたいと思います。
今日の目次は以下の通り
猫背ベルトはどうなのか?
原因を姿勢から考えてみる
猫背におすすめの姿勢づくりとは
まとめ
では具体的に見ていきましょう。
猫背ベルトはどうなのか?
この手のベルトのほとんどは、肩を引っ張るテンションで作られています。前に出た肩を起こしたいからなのですが、でも猫背は背骨なんですね。
ですから、背骨を伸ばすことで肩の位置を良くしなければ意味がなく、無理に引っ張ると腰の根元に痛みを感じることになるかもしれません。
では、猫背と双璧をなる巻き肩の方はどうでしょう。巻き肩の人はワンセットと言って良いくらい首を前に突き出して姿勢をつくります。
ベルトで肩だけを引っ張った場合、首だけが異様に前に出るような格好になりがちです。逆に肩に力が入り、首の根元に痛みを感じるかもしれません。
結論をいえば、そもそもの原因を見直してみる必要性を感じますね。
原因を姿勢から考えてみる
実は、悪姿勢のはじまりは、腰の位置からです。これは、生活習慣やクセ、筋肉の衰えなどから骨盤の位置を本来の場所で維持できないことからはじまります。
そして、その歪みは、足元の加重場所を変えることになり、つま先の方で体重を取る人。土踏まずを潰すように立つ人。などなど。いわゆる悪い立ち癖がついてしまうことになります。
さらに、この足元のバランスは、前傾、後傾、といったように骨盤の傾きに大きく影響をもたらすことになります。
そして、骨盤が前傾気味の人は、背骨が丸みをおび、骨盤が後傾気味の人は、肩が巻いて首がでる。
このような傾向があります。
僕がおすすめをしないのは、この腰(骨盤)を含めた下半身の歪みを正さない限り、肩の位置だけ良くしても、なかなか姿勢改善は難しいと思うからです。
ですから、足元、腰を矯正して、肩にベルトをするのであれば、賛成です。
でも、そうなればもうベルトは必要ないかもしれません。それくらい下半身が大切だということです。
では、どのように整えれば良いのでしょうか?
猫背におすすめの姿勢づくりとは?
結論は足元を見直すです。
上半身からではなく、やはり足元から。
姿勢が悪くなり、腰の位置を前に突き出すように立ってしまうと、足元の重心は指元の方へ移動します。ですから、これを元にもためにも、重心を踵(かかと)に戻します。
踵全体で体重を取ることができると、その真上に腰がくるようになるんです。腰の位置が良くなることで、その真上に頭がくるようになります。アライメントといわれる骨格のバランスが整います。
このバランスの中で、肩も踵に乗せるように立つことができれば、背中に丸みが出ない姿勢をつくることが可能です。
まとめ
肩こりや腰痛と同様、痛い場所を揉み続けるような対処方法では、なかなかその歪みや痛みを軽減することがむずかしく思います。
それが、猫背であれ、巻き肩であれ、関節の痛みや、血行不良、足のトラブルなども、基本的には姿勢が関係していることが多いのです。
しかし、その姿勢を見直す時、一般的な姿勢の作り方は、背筋を伸ばす!以上! のような感があります。
実は、足元から腰、腰から肩、肩から頭と考えると、意外に難しく、一つ一つを紐解いて矯正していく必要があります。(コツがやはりあるんです)
はじめは慣れないので大変かもしれませんが、姿勢が良くなれば、きっとさまざまなカラダの不調が改善、軽減されることが多いはずですよ。
今日お話した猫背を直すことを機に、姿勢づくりに是非チャレンジしてもらいたいと思います。
もう少し、詳しく立ち方や歩き方を知りたい方のために、非公開の記事をご用意しています。
日本フットケア姿勢協会のLINEにお友達追加していただければ、特典としてそれを見て頂くことが可能です。意外に知らない姿勢の作り方を知っていただけるはずです。下記のURLよりご確認ください。
ご長読いただきありがとうございました。
またお会いしましょう!
一般社団法人日本フットケア姿勢協会
代理理事山本隆史