代表理事がインソールオタクになった件

どうも、こんにちは、『フットケアは姿勢づくりから』

日本フットケア姿勢協会の代表理事山本オタクです。(←すみません山本隆史と申します!)普段はインソール姿勢改善トレーナーとしても活動をしています。

インソールの理解を深めていただくにはどうすれば良いか?と考えた時、この協会を設立した理由をご紹介することが、一番分かりやすいのではないかと思い、記事にしてみました。

最後まで読んでいただくことで、「なるほど、じゃあ自分がインソールを選ぶ時はこうしよう」と思っていただける内容です。

注意して読んでいただきたいところは、これまで、世間ではインソールの常識だとされていたことが、あなたには当てはまらないかもしれないというところ。

誰も言わない、インソール業界のタブーに触れることで、インソールって何?私はどれ?というところを明確にしていきたいと思います。

これからインソールを利用しようと思っている方や、今のインソールがイマイチ気に入っていないという方におすすめの記事です。

では、延べ2万人の足や姿勢に悩みがある方のご相談を受け、10年中敷きを売ってきたインソールオタクが、ぶち当たった壁(疑問)から、お話を聞いてください。

はじまりの時

ただのインソールの販売員だった私ですが、その面白さ、奥の深さに魅せられ、整体を学び、協会を立ち上げ、インソールを作り、資格まで発行したいと活動するようにまでなってしまいました。まさにオタクのなせるワザ(業)です。

そのきっかけとなったひとつに、ある『疑問』があります。それは、

「なぜ?ほとんどのインソールは、土踏まずという、本当は、土を踏んではいけない場所をわざわざ持ち上げ、そこで体重を取らせようとするのか?

これです。

さらに、この正確さが高ければ高いほど、アーチがフィットすればするほど気持ちが良くて、足が楽になる。だから良いものだ。という一般消費者のイメージと、それを植え付けてきた販売業者の同調圧力ともいうべき刷り込み。

ここで、良い足の形のフットプリントを見てほしいのですが。

なんてことのない足のイラストですよね。でも、

私はこれを見て、インソールの常識イコール、フットケアの最善という当たり前の常識に不信をいだくようになりました。

え?インソール入れたらこの通りに体重は取れないじゃん。土踏まず持ち上げるもんね!?そこに体重かけるようになるもんね!?

それまで、インソールを中心に足のことを学んできた私でしたが、整体を学ぶことで、カラダの仕組みを知り、そこに矛盾を感じるようになったのです。

ん?ちょっと待って、もしかすると、従来の義肢装具士やシューフィッターさんが考案、推奨する(今ほとんどのインソール業界の主流はこれ)インソールの目的と、私たちのような、整体やフィジカルケア、カラダを変えたいプロの目指すところでは、その根本のところに違いがあるのではないか?ということなんです。

どういうことかというと。

インソールというのは、そもそも、足が弱い方(筋肉が脆弱、病気やケガ、老化などでカラダを支えるのが困難な方)のための装具として、靴づくりや、足病治療の目的で発展してきた歴史があります。(日本で普及するずっと前のヨーロッパからの流れ、歴史)

うまく骨格で立てない方の、2次的な、対処的な、足の補助具(装具)として、本来は体重をかけるところではない、土踏まずやアーチ(本来は空洞であるべきところ)で体重を取る工夫がそこにはあったのです。

それは、アーチ部分を素材で持ち上げ、そこに体重をかけることで、足全体でカラダを支えて、骨や筋肉のかわりをインソールがしてくれるようなイメージです。

ですから、この方法であれば、今の悩みやトラブルのある、姿勢やカラダの状態であっても楽に歩いたり、立つことができます。

ただこれは、比較的不自由では無い方であったとしても、

本来の立つべき骨格であえてカラダを支えない、ということに繋がる、私の中では衝撃的な発見でした。

では、土踏まずなどのアーチ(筋膜)を素材で持ち上げ支えることは、悪いことなのでしょうか?

いえ、ここで言う良いか悪いかは、立つ歩くに困らないが、カラダや足にはコリや痛みがある、だから、それを良くしたい、歪みを正して、キレイにカラダを整えたい。鍛えたい。変わりたい。矯正したい。という希望をもとに、インソールを使ってみようかな?と思う方にとってはあまり良いことだとは言えないということ。

足の負担を減らして楽に歩きたい。痛みを取りたいという方であれば良いことになるでしょう。

姿勢づくりの視点では、理想的な足型のフットプリントなどから考えても、あの足型の通り(骨格の通り)に体重を取らなければ、人間のカラダは、本来の筋肉や関節の使い方ができないのではないかと私は考えています。

本来体重をかけないところ(土踏まず)に、自分のカラダの起点をおくことは、骨格でカラダを支えるのではなく、腱や筋でカラダを支えるのを補助するということです。今の悩みのあるカラダや足で、どれだけ楽に立ったり歩いたりできるかを追求する方法です。

簡単に言ってしまえば、姿勢が変わりにくい。クセがなかなか治らない。しかし、歩行が困難な方にとっては、今の姿勢で楽に歩けて良いものになるでしょう。

あなたの希望はどちらですか?

日本フットケア姿勢協会を設立した理由

私たち(整体や矯正、もしくはヘルスケアのようなカラダを改善しようとするもの)のような業界の従事者が、本来の骨格通りに体重を取らないインソールを扱って、あたかも治る、改善するというような提案をしていいのかどうか。

従来のアーチ補助型のインソールが悪いということではなく、一部の変化や矯正をもとめるお客様におすすめするには適さない場合もあるのではないか、ということです。

そういったお客様には、快適じゃない、筋肉痛になる、慣れない、歩きにくい、といったインソールをおすすめすることが、本来正解ではないかと思えるようになりました。(これは違和感を与えて矯正をしていく過程でのお客様の感想として)

そしてその先に、疲れにくいカラダ、カラダの不調の改善、本当のその方の姿勢があると思うのです。

もちろん専門家の中には、「いや、そうなるようにアーチを持ち上げるんだ」、という専門家もいらっしゃるかと思いますが、しかし、皆さんの経験からも分かるように、土踏まずが持ち上がっていれば、そこに体重をかけるのが人間の反射です。

現に利用者の多くは、これ(インソール)がないと疲れる、立ってられない、長く歩けない、という方が多く、もう、土踏まずでカラダを支えるバランスをカラダが覚えてしまっています。そして頼ってしまっています。

本当の意味での良くなるということは、もうインソールを使わなくても疲れない、しっかり立てる、歩けるです。

誤解を恐れず言わせていただくと、姿勢づくりの視点では、その足を測って、何日間もかけて形成したインソールの土踏まず(アーチ)の部分は、実は踏まない、体重をかけないことが、理想なのです。

衝撃ではないですか?

私は驚きと共に、なにか腑に落ちたというか、納得できるようになりました。過去さまざまなインソールを扱ってきましたが、思うように結果が出なかったお客様に対しても、『ああ、だから一部の方には、お客様の希望に沿わなかったんだ』、『あの方には、違ったインソールをおすすめするべきだったんだ』

と思えるようになりました。

そもそもアーチは、体重を支えることに関しては補助的な役割で、本来は、衝撃を吸収する、バランスを取る、地面を蹴る際にカラダを前に推進させる役割のものです。

やはり、体重は、大部分、骨で支えるのが本来のバランスです。(主に踵全体と足の外側部分)

やはり、細い指の骨や、アーチ部分(足底筋膜)で体重をささえるのは足のつくりからして不自然です。

立つ際は、踵全体で体重をとり、足の外側部でカラダを支える、小指で踏ん張る、これが骨格の通りだと思います。このとき、どちらかというと親指はバランスを取るだけ。

静の状態である立ち姿勢では、スポーツなどでカラダを動かすときとは違い、前傾姿勢で、親指で踏ん張り、背筋に力が入っている状態は好ましくないのです。

こういった理由からも、姿勢改善や整体を考えたとき、私たちは、靴屋さんや義肢装具士の方とは目的が違い、指導の仕方や、取り扱うべきインソールの形状にも違いがなければいけないと思うわけです。

極端な話、重心を変えるため、腰の位置を変えるため、姿勢を変えるためなど、カラダを変える目的のインソールをおすすめするのであれば、そのようなカタチに特化した既製品(踵全体で体重が取りやすい形状)のインソールで十分目的を達成できるともいえるでしょう。

本来の言っていること(整体、改善、矯正などを目的として、お客様にアドバイスしていること)と、悩みのカラダに合わせたインソールをおすすめすること(やっていること)に矛盾を感じませんか?(あ、すみません、これはあなたにではなく、一部の同業者に言ってしまいました)

まだ、この考えに賛同してくれるのは、一部のお医者さんやインソール職人さんだけのようですが、私はこの考えのもとで、インソールをお勧めし、姿勢改善をお手伝いしています。

要は、局部的に足に痛みが出ていて、偏った足圧を分散するケースや、靴の履き心地を良くする、スポーツでパフォーマンスをあげる、このような目的のお客様であれば、アーチバランスを整えたり、アーチを補助するタイプのインソール

姿勢を改善させたいカラダを変えたい。という希望であれば、アーチを持ち上げるのではなく、重心を変えることができるようなインソール

このような使い分けが、インソール販売従事者にも、利用者にも必要だと強く思います。

こういったことを、みなさまにも共感していただきたくて、協会やインソールを作りました。多種多様なインソールから自分の希望にあったインソールを見つけていただきやすくするためです。

そして、義肢装具士でもなく、シューフィッターでもない、インソールの販売従事者(私を含む)の質をより高めていきたいという思いがあります。

(またこれも、いや、山本違うよそれは。という人もいて良いことで、意見を交わすことでまたお客様が納得する『質』へとインソール業界は変わっていくだろうと思います。)

最後に(インソールを利用する方へ)

大切なのは、世間に浸透しているインソール業界の常識が、必ずしも全ての足やカラダに不調を訴えるお客様に当てはまるわけではないということを理解してください。

それに、販売行為に資格のない、インソール業界の売り方はまだまだ商業思考が強く、ただ販売研修を受けただけの従事者も多いので、その見極めも大切です。特に足のトラブル以上に、健康分野の改善を期待させるような営業トークには気をつけたいものです。

オーダーメイドは良いものだ、足に合わせることは良いことだ、土踏まずを持ち上げることはいいことだ、このような常識にとらわれず、インソールというあなたの足を助けてくれるアイテムを、あなたの目的に合わせてしっかりと選択してほしいと思います。

もし、少しでも姿勢づくりやインソールのことに興味をもっていただけたら、より詳しく学べる実践者の検定もご用意しています。下記の記事もご覧ください。

ご長読いただきありがとうございました。

また、お会いしましょう!

一般社団法人日本フットケア姿勢協会

代表理事 山本隆史

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